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肘の痛み

更新日:2024年3月18日


肘の痛み|有栖川整形外科

肘の痛みを引き起こす主な疾患として、以下のようなものが挙げられます。


若年期 野球肘 肘内障

中年期 上腕骨外側上顆炎 肘部管症候群

高齢期 変形性肘関節症 


これらの原因は、いずれも姿勢や動作、加齢、外傷により、筋腱付着部や肘関節「炎症」か「変形」から来る痛みが大半です。 



STEP1 |原因を調べる 



● デジタルX線検査

被曝量が少なく、デジタル処理にて均一な良い画質のX線検査により、関節の変形や形状を確認します。


● 超音波検査

高性能超音波診断装置で靭帯や筋肉の損傷の程度を確認します。


● MRI検査

X線検査ではみることができない神経や軟骨の状態を確認します。



STEP2|痛みをとる

一人ひとりに最適な治療



● 薬

消炎鎮痛剤には、アセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛薬が使われます。


● 漢方薬                                  

当院では、患者様の治療に西洋医学に加え、漢方医学を取り入れています。


● ブロック療法

ブロック療法は、痛む部位の神経付近に麻酔薬を注射することで、痛みを取る治療法です。

薬物療法と比べて全身への影響が少なく、即効性が高いというメリットがあります。


● リハビリテーション


● 体外衝撃波/自費診療                            

衝撃波を患部に照射する新しい治療法、疼痛緩和と血流改善が期待できます。


●鍼治療/自費診療

鍼治療とはカラダの特定の経穴(ツボ)を針で刺激し、症状を緩和する治療法です。

世界保健機関WHOにも効果が認められており、アメリカ、ヨーロッパでは日本以上に医療現場、プロスポーツ現場で活用が進んでいます。


● 手術療法

手術が必要な場合、慶應義塾大学病院や広尾病院、日赤病院などの専門病院にご紹介します。


STEP3|痛くないカラダをつくる

予防・エイジングケア


● コンディショニング/自費診療

当院のコンディショニングは、医療資格を持つ理学療法士が医師の診断をもとに、症状の改善はもちろん、予防医学に基づいてストレッチからトレーニングで身体の状態をより良い方向に整えていきます。


● Youtube(エクササイズ動画)

自宅でもご自身に最適な体操を紹介しておりますので、ぜひお試しください。






上腕骨外側上顆炎(テニス肘)


症状

肘関節外側周囲炎は一般的に「テニス肘」とも呼ばれる疾患です。実際にはテニスをしない人にも見られる一般的な整形外科の症状です。


主な症状としては、肘の外側に痛みが発生します。この痛みは肘を使う動作、特に物を握る、手を振る、あるいはドアノブを回すといった動作で強く感じることが多いです。


痛みは徐々に発生し、日常生活に支障をきたすこともあります。

原因

痛みの原因は、肘関節の外側にある腱の過度な使用による微小な損傷と炎症です。


反復する手や腕の動作が原因で、腱にストレスがかかりすぎることがこの炎症を引き起こします。


テニスプレイヤーやその他のラケットスポーツ選手に多く見られますが、手作業を頻繁に行う人々にも発症しやすいことが特徴です。

治療・アドバイス

保存療法:保存療法が一般的ですが治療方法はまずは炎症を和らげて痛みを軽減・緩和させることが基本です。


当院では痛みを軽減・緩和する方法として体外衝撃波を活用した治療も行っています。


体外衝撃波療法は、肘関節外側周囲炎(テニス肘)の治療法として近年注目を集めています。この治療法は、特定のエネルギーレベルの衝撃波を痛みのある部位に直接当てることで、炎症の軽減と組織の修復を促します。


痛みが激しい場合や体外衝撃波などの改善効果が見られない場合は、注射などの処置を検討します。


リハビリテーション:医師の指示のもと理学療法士によって行います。リハビリテーションではストレッチや筋肉を強化するエクササイズを処方していきます。日常生活や仕事での動作の改善指導も重要な部分です。


肘関節外側周囲炎は、適切な治療と予防策により、多くの場合、改善が期待できます。症状がある場合は、早期に整形外科クリニックを受診し、専門医の診断と治療を受けることが大切です。

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上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)



症状

肘関節内側周囲炎は、一般的に「ゴルフ肘」とも呼ばれ、肘の外側に痛みや生じるテニス肘とは対照的に肘の内側に痛みや症状を訴えます。


主な症状として、テニス肘と同様に物を握ったり、手を使って重いものを持ち上げる動作によって症状が悪化する場合があります。


また、肘を伸ばした状態での握力の低下や、患部に腫れや圧痛を伴うこともあります。

原因

痛みの原因は、肘の内側の腱が過剰なストレスや反復する動作によって微細な損傷を受け、炎症を起こしていることにあります。


ゴルフスイングや、投球動作など、手首を頻繁に使うスポーツや職業によってリスクが高まります。


そのため、症状があった場合は速やかに整形外科を受診し適切な処置をおこなうことが重要です。

治療・アドバイス

保存療法:保存療法が一般的ですが治療方法はまずは炎症を和らげて痛みを軽減・緩和させることが基本です。


当院では痛みを軽減・緩和する方法として体外衝撃波を活用した治療も行っています。


体外衝撃波療法は、肘関節外側周囲炎(テニス肘)の治療法として近年注目を集めています。この治療法は、特定のエネルギーレベルの衝撃波を痛みのある部位に直接当てることで、炎症の軽減と組織の修復を促します。


痛みの軽減と機能の回復に効果的な場合がありますが、全ての患者に等しく効果があるわけではなく、治療前に医師に相談してください。


痛みが激しい場合や体外衝撃波などの改善効果が見られない場合は、注射などの処置を検討します。


リハビリテーション:医師の指示のもと理学療法士によって行います。リハビリテーションではストレッチや筋肉を強化するエクササイズを処方していきます。日常生活や仕事での動作の改善指導も重要な部分です。


肘関節内側周囲炎は、適切な治療と予防策により、多くの場合、改善が期待できます。治療は痛みを改善することだけではなく、再発の予防まで取り組んでいくことが重要です。


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肘内障


症状

2歳〜6歳くらいの小児に起こりやすい疾患で急に腕を引っ張ったり、捻ったりする際に肘の靭帯(輪状靭帯と呼ばれる骨の回転するのを支える靭帯)と骨が外れた状態(亜脱臼)になったもので、肘抜けども呼ばれたりします。


主な症状は肘の痛みを訴えたり、腕を下げたまま動かさなくなるような場合が多く、一見腕が麻痺しているように見える場合もあります。

原因

「肘が抜けた」という表現がされますが、正確には完全に脱臼しているわけではなく、輪状靭帯に包まれている骨(橈骨頭)が、引っ張られたりねじれの力が加わることによりずれることによって発症するとされています。

治療・アドバイス

保存療法:一般的には手術が必要なケースはほとんどなく、医師による整復による処置が行われます。ただし、骨折や脱臼との鑑別診断上、レントゲン検査を行うことがあります。


整復が成功すれば、程なく痛みが消失して腕を動かし、高く挙げられるようになります。肘内障は幼児期の間には繰り返すこともありますが、成長とともに発症することはなくなります。


そのため、心配すべき疾患ではありませんが、骨折や脱臼を肘内障と誤診されることもあるので、症状があった場合は早期に整形外科を受診されることをおすすめします。



 
 
 

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