膝の痛みを引き起こす主な病気として以下の疾患があります。
若年期 オスグッド・シュラッター病 成長痛
外傷 半月板損傷 前十字靭帯損傷 膝関節内側側副靱帯損傷
中年期 変形性膝関節症 膝特発性骨壊死
外傷 半月板損傷 前十字靭帯損傷 膝関節内側側副靱帯損傷
高齢期 変形性膝関節症 膝特発性骨壊死
これらの原因は、加齢、遺伝などにより、軟骨や骨、関節といった膝の動く部分の「炎症」か「変形」から来る痛み、外傷により靭帯や半月板、軟骨、骨の損傷などが挙げられます。
STEP1 |原因を調べる
まずはご自身の病名や重症度を知ることから始めよう
● デジタルX線検査
被曝量が少なく、デジタル処理にて均一な良い画質のX線検査により、関節の変形や形状を確認します。
● MRI検査
X線検査ではみることができない半月板や靭帯、軟骨の状態を確認します。
※必要に応じて連携機関でMRI撮影を行います。
● 超音波検査
高性能超音波診断装置で靭帯や筋肉の損傷の程度を確認します。
STEP2|痛みをとる
一人ひとりに最適な治療
● 薬
消炎鎮痛剤には、アセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛薬、神経障害疼痛治療薬などから最適な薬を選択します。
● 漢方薬
当院では、患者様の治療に西洋医学に加え、漢方医学を取り入れています。
● ブロック療法
ブロック療法は、痛む部位の神経付近に麻酔薬を注射することで、痛みを取る治療法です。
薬物療法と比べて全身への影響が少なく、即効性が高いというメリットがあります。
● ヒアルロン酸の関節内注射
ヒアルロン酸をひざ関節へ注入することで、痛みの緩和や関節の滑りが良くなるといった効果が期待できます。
● PRP-FD関節内注射/自費診療
自分の血小板を活性化した成長因子を関節内に注入して、損傷した組織の修復を促し、ひざの痛みの改善を図る治療です。
● 体外衝撃波/自費診療
衝撃波を患部に照射する新しい治療法、疼痛緩和と血流改善が期待できます。
● リハビリテーション
当院のリハビリテーションは、医療資格を持つ理学療法士が一人ひとりの症状に合わせた最適な徒手療法・運動療法で対応します。
● 手術療法
手術が必要な場合、慶應義塾大学病院や広尾病院、日赤病院などの専門病院にご紹介します。
STEP3|痛くないカラダをつくる
予防・エイジングケア
● コンディショニング/自費診療
当院のコンディショニングは、医療資格を持つ理学療法士が医師の診断をもとに、症状の改善はもちろん、予防医学に基づいてストレッチからトレーニングで身体の状態をより良い方向に整えていきます。
● インソール作成 足の形と歩行分析からつくる完全オーダーメイドインソールで、歩行をサポートします。
● メデイカルダイエット
医師のサポートを受けながら医薬品や医療機器などを用いて、減量やボディメイクをはかる健康的なダイエット法です。
● Youtube(動画)
自宅でもご自身に最適な体操を紹介しておりますので、ぜひお試しください。
変形性膝関節症
症状
原因
治療・アドバイス
関連動画
靭帯損傷
症状
膝関節の靭帯損傷は、膝への直接的な衝撃、不自然な方向へのねじれ、または極度の力がかかる動作によって発生しやすいのが特徴です。特にスポーツ中の接触、急な方向転換、不安定な着地などで発症することが多く、日常生活ではつまずきや転倒でも損傷することがあります。
膝関節の靭帯損傷による症状は主に膝の不安定感、膝の腫れや熱感、そして場合によっては「ブッツ」という音(ポップ音)を伴う場合があります。また、重度の損傷の場合は、歩行できないまたは膝が正常に曲がらない、または伸びないこともあります。
無治療で放置すると将来的に変形性膝関節症を発症するリスクが高くなるため、症状があれば速やかに整形外科を受診することをおすすめします。
原因
治療法・アドバイス
半月板損傷
症状
半月板損傷の主な症状は、膝の痛み、腫れ、引っ掛かり感や可動域の制限などがあります。膝を曲げたときから伸ばした時に動きが制限される「ロッキング」があることも特徴的です。
膝に体重をかけて膝をひねる動作で発生しやすく、膝の靭帯損傷に合併して生じる場合もあります。
댓글