首の痛み
- クリニック 有栖川整形外科
- 2023年6月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年3月14日

首の痛みを引き起こす主な疾患として以下のようなものが挙げられます。
若年期/頸肩腕症候群
中年期/頸肩腕症候群、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎性神経根症
高齢期/頚椎性神経根症、頚椎椎間板ヘルニア、頚部脊柱管狭窄症、変形性頚椎症、頚髄症
これらの原因は、いずれも姿勢や動作、加齢により、筋膜や椎間板、椎間関節といった頚椎の動く部分の「炎症」か「変形」から来る痛みが大半です。
STEP 01|原因を調べる
まずはご自身の病名や重症度を知ることから始めよう
● デジタルX線検査
被曝量が少なく、デジタル処理にて均一な良い画質のX線検査により、関節の変形や形状を確認します。
● MRI検査
X線検査ではみることができない神経や椎間板の状態を確認します。
※必要に応じて連携機関でMRI撮影を行います。
STEP 02|痛みをとる
一人ひとりに最適な治療
● 薬
消炎鎮痛剤には、アセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛薬が使われます。
● 漢方薬
当院では、患者様の治療に西洋医学に加え、漢方医学を取り入れています。
● ブロック療法
ブロック療法は、痛む部位の神経付近に麻酔薬を注射することで、痛みを取る治療法です。
薬物療法と比べて全身への影響が少なく、即効性が高いというメリットがあります。
● 鍼治療/自費診療
鍼治療とはカラダの特定の経穴(ツボ)を針で刺激し、症状を緩和する治療法です。
世界保健機関WHOにも効果が認められており、アメリカ、ヨーロッパでは日本以上に医療現場、プロスポーツ現場で活用が進んでいます。
● リハビリテーション
当院のリハビリテーションは、医療資格を持つ理学療法士が一人ひとりの症状に合わせた最適な徒手療法・運動療法で対応します。
STEP 03|痛くないカラダをつくる
予防・エイジングケア
● コンディショニング/自費診療
当院のコンディショニングは、医療資格を持つ理学療法士が医師の診断をもとに、症状の改善はもちろん、予防医学に基づいてストレッチからトレーニングで身体の状態をより良い方向に整えていきます。
● Youtube(動画)
自宅でもご自身に最適な体操を紹介しておりますので、ぜひお試しください。
肩こり(頸肩腕症候群/頚部筋筋膜炎)
症状
肩こりとは、肩や首の周囲に痛みや違和感、重だるさを感じる状態のことをここでは定義しています。
頸肩腕症候群(けいけいわん-しょうこうぐん)や頚部筋筋膜炎(けいぶきん-きんまくえん)は、これらの症状が特に顕著に表れる状態であり、一般的には肩や首の筋肉が持続的に緊張することにより発生します。
症状が強い場合によっては、痛みが腕に放散したり、手のしびれや冷感を伴うこともあります。
原因
肩こりの主な原因には、複数の要因が考えられます。
まず、デスクワークやスマートフォンの使用により長時間同じ姿勢を維持することが、筋肉の緊張を引き起こすことが挙げられます。
また、不適切な枕や寝具の使用が首への負担を増やし、症状を引き起こす可能性があります。
さらに、精神的ストレスが首周りの筋肉に緊張をもたらし、肩こりの症状を悪化させる場合があります。
このような症状は運動不足によって首周りの筋肉の緊張や柔軟性が失われ、筋肉が緊張しやすくなることで、動きの質が低下し症状が生じることも考えられます。
そのため、まずは痛みを原因を調べて、医師による適切な処置と理学療法士による運
動療法が必要不可欠です。
当院では医師と理学療法士が連携して痛みや症状に対してアプローチしていきます。
治療
肩こりの治療方法は症状の原因や重さによって異なりますが、当院で行う治療方法には以下のものがあります。
医師による処置:必要に応じて、炎症を抑えるための薬や筋肉の緊張を和らげるための漢方薬を処方します。症状に応じて医師による鍼治療や痛みが強い場合は注射などを行い、痛みを軽減させます。
理学療法士による運動療法:症状の軽減を目的として、患部のストレッチや筋力強化を目的としたエクササイズ指導を行います。(保険適応/20分1回)また、日常生活での負担のかからない姿勢指導や、適切な座り方、枕の使用方法などについてアドバイスを行います
Dr.コンディショニング:治療や予防を目的として患部や患部外のエクササイズを行い症状を改善していきます(自費/60分1回)個々の患者さんの生活習慣や症状に合わせた治療プランを立てて必要な運動方法をご提案いたします。
関連動画
◎ 肩こりに効く運動TOP3
◎ ストレートネックを治す
頚椎性神経根症
症状
頚椎性神経根症は、頚椎にある関節の間にある神経の通り道である「椎間孔」が狭くなり、神経根が圧迫されたり刺激されることで肩や腕の痛みや痺れといった症状を生じる病態を指します。
これらの症状は、一つまたは複数の神経根が圧迫されることにより起こります。特に、腕に沿って痛みやしびれが出るのが特徴的な症状です。
原因
主な原因は、加齢や過度な使用による椎間板の退化、ヘルニア(椎間板が飛び出ること)、または事故や怪我による急性の損傷が原因で起こるとされています。
これらの状態は、頚椎周辺の組織を圧迫し、神経根に痛みや不快感を引き起こします。
治療
● 薬物療法
消炎鎮痛剤や湿布を使用します。消炎鎮痛剤には、アセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛薬が使われます。漢方薬も頚椎性神経根症に対して効果があり、症状に応じてご提案します。
ただし、薬物療法には副作用があるため、医師の指示に従って使用してください。
また、腎機能障害や肝機能障害、喘息がある場合は使用できない場合があるがあります。ご注意ください。
● ブロック療法
ブロック療法は、痛む部位の神経付近に麻酔薬を注射することで、痛みを取る治療法です。
薬物療法と比べて全身への影響が少なく、即効性が高いというメリットがあります。
ブロック注射は、痛みの悪循環を断ち切ることができる治療であり、決して「その場しのぎの治療」ではありません。
一時的であっても痛みが軽減することで、血管や筋肉の収縮を防ぎ、血行を改善し、神経・筋肉へと酸素や栄養を行き届け、痛みが起こりにくい環境を生みます。
● リハビリテーション
当院のリハビリテーションは、医療資格を持つ理学療法士が一人ひとりの症状に合わせた最適な徒手療法・運動療法で対応します。
● コンディショニング/自費診療
当院のコンディショニングは、医療資格を持つ理学療法士が医師の診断をもとに、症状の改善はもちろん、予防医学に基づいてストレッチからトレーニングまで、一人ひとりに最適なメソッドでカラダの状態をより良い方向に整えていきます。
● 鍼治療/自費診療
鍼治療とはカラダの特定の経穴(ツボ)を針で刺激し、症状を緩和する治療法です。世界保健機関WHOにも効果が認められており、アメリカ、ヨーロッパでは日本以上に医療現場、スポーツ現場で活用が進んでいます。
● 外科手術
長期間症状が改善しない場合や筋力低下、神経麻痺がある場合に検討されます。
主な術式としては、首の後ろ側から切開し神経の通り道を広げる「椎弓形成術」や、前方から切開して神経根の圧迫を取り除き、固定する「前方除圧固定術」が挙げられます。
以上が、頚椎性神経根症の治療法です。痛みが強くなるべく早く痛みを取り除きたい場合は注射や鍼などを行い、薬物療法では消炎鎮痛剤や湿布などを処方します。
また運動療法では不良姿勢を正し、首の深部筋(インナーマッスル)や背中周りの筋力を強化するエクササイズをご提案していきます。
関連動画
頚椎椎間板ヘルニア
症状
頚椎椎間板ヘルニアは、首の椎間板が突出し、近くの神経根や脊髄を圧迫することによって発生する疾患です。
痛みが肩や腕、時には手の指まで放散することが一般的な症状として挙げられます。
圧迫された神経によって、腕や手、指にしびれやピリピリ感、冷え感などの感覚異常が現れることや腕や手の筋力が低下するなど筋力が低下することがあります。
原因
背骨をつなぐクッションの役割をしている椎間板が後方に飛び出すことで起こります。
椎間板が飛び出すことで、脊髄や神経根などの神経を圧迫して症状が出ます。
原因として、加齢による椎間板の変形や悪い姿勢での仕事、過度のスポーツを行うことで起きることもあります。
治療
● 薬物療法
消炎鎮痛剤や湿布を使用します。消炎鎮痛剤には、アセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛薬が使われます。漢方薬も頚椎椎間板ヘルニアに対して効果があり、症状に応じてご提案します。
ただし、薬物療法には副作用があるため、医師の指示に従って使用してください。
また、腎機能障害や肝機能障害、喘息がある場合は使用できない場合があるがあります。ご注意ください。
● ブロック療法
ブロック療法は、痛む部位の神経付近に麻酔薬を注射することで、痛みを取る治療法です。
薬物療法と比べて全身への影響が少なく、即効性が高いというメリットがあります。
ブロック注射は、痛みの悪循環を断ち切ることができる治療であり、決して「その場しのぎの治療」ではありません。
一時的であっても痛みが軽減することで、血管や筋肉の収縮を防ぎ、血行を改善し、神経・筋肉へと酸素や栄養を行き届け、痛みが起こりにくい環境を生みます。
● リハビリテーション
当院のリハビリテーションは、医療資格を持つ理学療法士が一人ひとりの症状に合わせた最適な徒手療法・運動療法で対応します。
● コンディショニング/自費診療
当院のコンディショニングは、医療資格を持つ理学療法士が医師の診断をもとに、症状の改善はもちろん、予防医学に基づいてストレッチからトレーニングまで、一人ひとりに最適なメソッドでカラダの状態をより良い方向に整えていきます。
● 鍼治療/自費診療
鍼治療とはカラダの特定の経穴(ツボ)を針で刺激し、症状を緩和する治療法です。世界保健機関WHOにも効果が認められており、アメリカ、ヨーロッパでは日本以上に医療現場、スポーツ現場で活用が進んでいます。
● 外科手術
長期間症状が改善しない場合や筋力低下、神経麻痺がある場合に検討されます。
主な術式としては、前方固定術や内視鏡下ヘルニア摘出術(MED)が挙げられます。
以上が、頚椎椎間板ヘルニアの治療法です。痛みが強くなるべく早く痛みを取り除きたい場合は注射や鍼などを行い、薬物療法では消炎鎮痛剤や湿布などを処方します。
また運動療法では不良姿勢を正し、首の深部筋(インナーマッスル)や背中周りの筋力を強化するエクササイズをご提案していきます。
関連動画
むち打ち症候群/頚椎捻挫
症状
頚椎捻挫は、俗に「むち打ち」とも呼ばれ、首に痛み、こわばり、動きにくさを感じることが特徴です。これに加え、頭痛、肩や背中の痛み、手足のしびれや弱さ、めまいなどの症状が現れることがあります。
原因
主に交通事故後の外傷で見られることが多いですが、激しいコンタクトを伴うスポーツ競技や転倒などで首に急激な力が入ることで生じることもあります。
交通事故:特に追突事故によって、首が前後に激しく動くことが多いです。
スポーツ中の事故:ラグビーや柔道などの激しい身体接触があるスポーツ。
転倒:高い場所からの転落や、つまずいて転倒する際に首に衝撃が加わること。
治療
● 薬物療法
消炎鎮痛剤や湿布を使用します。消炎鎮痛剤には、アセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛薬が使われます。漢方薬も頚椎捻挫に対して効果があり、症状に応じてご提案します。
ただし、薬物療法には副作用があるため、医師の指示に従って使用してください。
また、腎機能障害や肝機能障害、喘息がある場合は使用できない場合があるがあります。ご注意ください。
● ブロック療法
ブロック療法は、痛む部位の神経付近に麻酔薬を注射することで、痛みを取る治療法です。薬物療法と比べて全身への影響が少なく、即効性が高いというメリットがあります。
ブロック注射は、痛みの悪循環を断ち切ることができる治療であり、決して「その場しのぎの治療」ではありません。
一時的であっても痛みが軽減することで、血管や筋肉の収縮を防ぎ、血行を改善し、神経・筋肉へと酸素や栄養を行き届け、痛みが起こりにくい環境を生みます。
● リハビリテーション
当院のリハビリテーションは、医療資格を持つ理学療法士が一人ひとりの症状に合わせた最適な徒手療法・運動療法で対応します。
● 頚椎カラー/装具療法
急性期、痛みが強く首が動かない場合は、患部安静のため、頚椎カラーで固定ます。ただし、2週間以上の常時装着は首周囲の筋肉がやせ、かえって痛みが長期化する可能性があるため注意が必要です。
● 鍼治療/自費診療
鍼治療とはカラダの特定の経穴(ツボ)を針で刺激し、症状を緩和する治療法です。世界保健機関WHOにも効果が認められており、アメリカ、ヨーロッパでは日本以上に医療現場、スポーツ現場で活用が進んでいます。
以上が、当院で行う頚椎捻挫の治療法です。痛みが強くなるべく早く痛みを取り除きたい場合は注射や鍼などを行い、薬物療法では消炎鎮痛剤や湿布などを処方します。
また運動療法では不良姿勢を正し、首の深部筋(インナーマッスル)や背中周りの筋力を強化するエクササイズをご提案していきます。
